歯科クリニックでは患者さんの歯の健康を保つために、最新の治療方法や医療設備を取り入れられたり、安心して治療を受けてもらえるよう患者さんへの応対(ホスピタリティマインド)にも気を配られたり、さまざまな取り組みをおこなわれていることと思います。
なかでも衛生管理については細心の注意を払われているのではないでしょうか。
昨今、世の中の衛生意識が急激に高まりましたが、もともと治療に使う器具の滅菌・消毒はもちろん、それがしにくい手袋やうがい用カップは使い捨てにするなど衛生管理については大半の歯科クリニックが自信をお持ちのことと思います。
また緊張する、こわい、といった苦手意識をもつ患者さんに対し、少しでも居心地の良い空間になるようリラクゼーション音楽をかけたり、内装デザインなど工夫されていることでしょう。
今後の歯科クリニック経営を考え、ぜひ知っていただきたいのが空気の重要性です。
長く愛される「歯医者さん」であるために、いかにきれいな空気が大切かについてお話しします。
空気にもっと関心を。
きれいな空気とはなんでしょう。思い浮かべやすいのが、空気清浄機で浄化された空気でしょうか。
そもそも私たちを取り巻く空気は、実はそんなにクリーンではありません。目に見えないウイルスや細菌、カビや花粉などのアレル物質といった微粒子が含まれていて、それら有害物質の数は実に数百万にも上ると言われています。テレビやインターネットのお天気情報などで花粉やPM2.5などについてお知らせしているので、ご存じの方も多いはずです。
空気質が良くない環境には、さまざまな健康リスクが秘められています。タービンや超音波器具を使ってのエアロゾルなど歯の治療にともなう院内感染に、誰よりも気を使われる歯科クリニックのオーナー様なら、空気質の低下はできるだけ避けたいはずです。
また、さまざまな治療薬を使う歯科クリニックではあたりまえの薬品のニオイでも、患者さんにとってはストレスとなって、不安を覚える人も少なからずいるでしょう。
他の不快臭はもちろんのこと、薬品のニオイも換気による対策をされてはいかがでしょう。
器具や院内の消毒・清掃と同じように、空気質をコントロールする空調や換気設備にももっと関心を向けるべきではないでしょうか。
クリーンな空気は、換気から。
屋内をクリーンな空気で保つためのもっとも手軽で効果的な手段と言えば、換気です。
外の新鮮な空気を取り入れて、院内にこもった空気や嫌なニオイを排出することができます。戸建てのクリニックなら、窓を開放し、まめに換気をおこなって、風通しをよくしているところも多いはずです。
テナントビルなどで開業されている場合、窓の開け閉めが制限されていたりすることもありますが、換気が重要なことには変わりません。
現在は厚生労働省が換気推奨基準を設けています。また、これまで目安となっていた建築基準法の在室一人あたりの換気量についても、20m3/hから30m3/hへ増量※1されています。
それだけ換気による空気の入れ替えが重要だということです。
【長く愛される歯科クリニックづくりのコツ】空調+脱臭で、快適・安心イメージを。
私たちは身のまわりの空気環境にいっそう気を使うようになりました。医療機関には特に、より清潔でより衛生的な環境が求められます。
暑い時期も寒い時期も、いつ行っても快適で、しっかり空気清浄された清潔な診療室で安心して治療が受けられる。しかも、嫌なニオイもない。そんな安心感を与える空調換気機器は歯科クリニックのイメージづくりにもたいへん有効です。
治療の腕前やスタッフの応対など歯科クリニックとしての信頼性や安心感と同じく、快適で清潔な環境を持ち合わせる歯科クリニックなら、治療はもちろん、定期検診にも進んで通ってもらえる、患者さんから長く愛されるのではないでしょうか。
空間のトータルコーディネートで、安心感と快適さを。
パナソニックは、クリニックならではの空気に関するお悩みを解消します。
当社は、強みであるジアイーノ、ナノイーといった2つのクリーンテクノロジーを保有しており、そこに100年を超える研究で培ってきた換気・空調技術を掛け合わせたソリューションで安心・快適な空間をトータルでコーディネート致します。クリニック内の空気を清潔に保ち、患者はもちろん、そこで働くスタッフにも快適な環境をご提供することで、あなたのクリニックの競争力アップをお手伝いします。
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※1 厚生労働省「換気の悪い密閉空間」を改善すための換気の方法(令和4年6月30日発表) による。