クリニックにおける感染対策の負担を抑える最適解は?
外来クリニック 事務長 Cさま
※実際のご相談やお客様が抱えている課題を基に制作した想定の事例です
背景
Cさんは、外来クリニックを開業して10年ほど経つ外来クリニックの事務長を勤めています。1日の患者数が100人を超えることも多くなったため、新たに分院の開設を検討しています。
しかし、今のクリニックでは忙しい時間帯になると3密状態が続くことが多く、適切な院内環境が維持できているか不安を抱えており、分院ではその不安が無い状態での開設を望んでいました。
課題
院内の感染症対策として対して適切な備えはないのか・・・
Cさんが経営するクリニックは、新型コロナウイルスの流行による患者数減少を乗り越え、日々多くの患者さんが訪れています。新型コロナウイルスも5類へ移行してから半年が経ち、街ではマスクの着用率が低下し、ソーシャルディスタンスの意識も薄まってきています。
冬になり気温が下がった影響もあり、新型コロナウイルスと思われる患者さんも増えたことで、スタッフ数名が新型コロナウイルスに感染してしまいました。そのため改めてスタッフ一同で感染対策ルールを確認し、徹底することになりました。
そのルールの一つとして、スタッフルームや待合室を30分に1度窓開けによる換気を徹底することにしました。しかし冬の寒さは厳しく、窓を開けて換気をすると暖房を最大限強くしても室内はかなり冷え込みます。適切な換気が3密を防ぎ、感染対策になるとわかっていても、スタッフや患者さんが快適に過ごすことができないことは問題だと考えていました。
また暖房をフルパワーで使い続けることは、環境面はもちろん、経済面の電気料金から考えてみても最善策とは言えません。
とはいえ、再びパンデミックが発生した際のリスクも無視できません。分院では感染対策を徹底した上で、空調機器における電気料金の負担が抑えられる方法はないのかと考えていました。
解決のポイント
emoji_objects パナソニックの空調・換気機器を連携させることで空気センシングによる最適な換気量をキープしつつも消費電力を抑え、快適な室温を維持できる
emoji_objects 空調・換気機器の設置場所提案により、医療スタッフの感染対策に配慮した空気の流れをつくり出せる
空調設備を活用した適切な院内換気により、クリニック経営にも安心して取り組めるように!
クリニックでも実践されている感染対策はないかと、情報収集を行なっていたところ、パナソニックの院内空気環境に関する情報を見つけました。
そこには、パナソニックの空調と換気機器を連携して活用することで、過剰換気にならないよう換気量をキープし、空調の省エネに繋げる換気設計をサポートできるといった内容が記載されていました。
分院で取り入れることができれば感染対策だけでなく電気料金も抑えることができると考えていたCさんは、早速Webで問い合わせることにしました。
詳しく話を聞いてみると、パナソニックでは医師ガイドラインに基づいた、気流設計の考え方を採用し、医療施設に適切な換気対策を考えていただけるようです。
パンデミックが起こった際、クリニックとして一番の懸念は、医師が感染してしまい、診療を休まざるを得ない状況になること。この状況が発生するのを少しでも防げるよう、医師を風上にした気流設計の説明を受けました。
下記の図で説明を受けたのですが、外から室内へ新鮮な空気を取り込み診察室、待合室へと送ります。この際、医師やスタッフを風上にして空気を送り込み、室内の汚れた空気は外に排気する設計で、空気の流れによる感染対策を検討してくれるのです。このような考え方で、我々スタッフも安心して働くことができるのではないかと思いパナソニックの提案を受けることにしました。
現在のクリニックにおける課題や悩みを踏まえ、提案を受けた空気の流れの設計と、分院施設の規模に相応しい空調設備を検討することにしました。