Part1|お施主様向け
WAHA Lab. のシニアマネージャーが体感!
驚きの脱臭力「ジアイーノ」の効果とは?
*弊社からコメントを依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。
*脱臭効果は、周辺環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なります。
*弊社からコメントを依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。
診療科目:動物病院
建物規模:0319㎡
所在地:福岡県北九州市小倉北区中井3丁目17-18
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目 次
WAHA(World Animal Hospital Association)Lab.は、小動物臨床獣医師・愛玩動物看護師の CPD(Continuing Professional Development:継続的な専門能力開発)を推進するためのトレーニング・プログラムを導入している研修施設です。
その母体である株式会社 WAHA Lab.は 50 年ほど前に設立され、プロの小動物臨床獣医師・愛玩動物看護師に対するセミナーを中心に活動を行っています。
そのシニア・マネージャーである山口エリックさんに、WAHA Lab. の活動内容やジアイーノを導入した経緯についてお話を伺いました。
WAHA Lab.では小動物臨床獣医師や愛玩動物看護師に対するセミナーを行われているとのことですが、具体的にはどのような活動を行っているのでしょうか。
エリックさん:外科学や内科学、腹鏡内視鏡、口腔外科学などが学べる座学と実習で構成されるセミナーを開催しており、臨床看護師コースなどもあります。当社は英国のインプルーブ・インターナショナルという会社と提携をしているのですが、この会社はヨーロッパにある ISVPS(The International School of Veterinary Postgraduate Studies )という世界的に認められた獣医師向けの資格を提供している学術団体の認定を受けています。インプルーブ・インターナショナルの、つまり当社のセミナーを受けると、ISVPS の認定試験にチャレンジできる資格を得ることができます。セミナーを受けに来られる方は日本国内が中心ですが、韓国や台湾、香港、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどからも来られます。個人の方が多いのですが、大型病院などから教育の一環で参加される方もいらっしゃいますね。
教材の臭いを処理するために天井埋込形ジアイーノを導入
WAHA Lab.で臭いに関することで困られていたことは何でしょうか。また、それを今まではどのように処理されていたのでしょうか。
エリックさん:セミナー中に教材から臭いが発生することがあり、これに対する処理に苦慮していました。これまでは臭い対策のために様々な機器を設置して対処していましたが、その中で効果が高かったのが床置形のジアイーノです。臭いが発生しても、数時間以内には脱臭効果を実感できます。セミナーを受ける獣医師の方の中には、その効果に驚いて研修帰りに購入を決めた方もいらっしゃったようです。
床置形のジアイーノの効果には満足していましたが、置き場所が限定されるため効果の範囲が限定的であることに課題がありました。そこで、広い実習室(154平米)全体に行きわたらせる対応をするために、天井埋込形ジアイーノの導入を決め、パナソニックさんに相談しました。
その際、「臭い対策の効果を最大化するためには、気流の流れの設計に空調・換気機器との連携にも考慮する必要がある」とパナソニックさんにアドバイスいただき、このタイミングで熱交換気ユニットとナノイーX搭載の業務用空調機を導入することにしました。
今回の設備の入れ替えによってその効果は全体に行き渡るという期待がありました。また、日々のジアイーノの水の入替が自動給水になるので、手間がかからなくなることも魅力ですね。
空間の臭いが気にならなくなった!気流の設計とジアイーノの効果を実感
こうして天井埋込形ジアイーノや熱交換気ユニット、ナノイーX搭載業務用空調機を導入したWAHA Lab.。以前から課題を感じていた教材の臭いや空間には、どのような変化があったのでしょうか。
天井埋込形ジアイーノを導入してから 2 ヶ月ほど経ちましたが、効果はどう感じられていらっしゃいますか?
エリックさん:以前は他社メーカーからパナソニックさんの床置形ジアイーノに変えましたが、その時にも臭いがかなり軽減したように感じていました。実習後にそれを気に入って購入した受講生もいたくらいですからね。しかし今回は、天井埋込形ジアイーノによる脱臭効果も抜群に実感していますが、加えて、最適な換気設計のおかげで空気の淀みもなくなったと思います。
窓があれば換気がしやすいのですが、当施設の実習室は窓がないため、なかなか換気ができず、臭いがこもりがちです。そのため、以前は実習後には臭いが空間にまとわりついているような感じがありました。
しかしその感じは、今回の設備リニューアル後にはなくなりましたね。実習終了後にも臭いは気になりませんし、私だけではなく、受講生やスタッフにも好評です。
また、実習中に稼働していても音がすごく静かなのも、使いやすい点として実感しています。稼働しているかどうかを忘れてしまうくらい静かですね。受講生も音についても気にならないようで、実習に影響がなく助かっています。
毎日のことなので、メンテナンスは楽なものを選びたい
臭いや稼働音に関してはとても効果を実感されているようですね。運用面のメンテナンスについては、どう感じていらっしゃいますか?
エリックさん:メンテナンスは、天井埋込形ジアイーノにしてからはすごく楽になりました。今まではオゾン発生装置の電球の交換や空気清浄機の給水、掃除などの各機器のメンテナンスが大変でした。
メンテナンスが大変だと、そこに人手を割かなければならなくなります。長時間かかることはないものの、日々のメンテナンスに時間がとられるのは面倒ですよね。お掃除専門のスタッフを雇えれば理想的なのですが、なかなかそうもいきません。
特に動物病院では動物看護師や獣医師が管理することが多いですが、診療以外にも多くの業務があります。メンテナンスの負担が少なくなることで、他の業務に集中できて効率的に仕事ができると思います。
新しいシステムは 業者さんがフィルターのお手入れなどのメンテナンスをしてくれるので、すごく助かります。
エリックさん:メンテナンスが楽なのもそうなのですが、何より私たちはジアイーノの脱臭効果を実感しています。動物病院は動物の数が多いので、臭いが発生しやすい施設です。これからの動物病院では、床置形であれ天井埋込形であれ、ジアイーノはスタンダードな設備のひとつとして検討されるべきものであると思います。
「ジアイーノ」は、動物臭でお悩みの動物病院やペットホテルなどの施設でも脱臭効果を発揮します。ここからは、施設の状態に合わせた最適な空調・換気システムについてご紹介します。
動物病院が抱える院内課題
獣医師の先生方はどのような課題を感じていらっしゃるのでしょうか。
動物病院では、動物の「臭い」「鳴き声による騒音」、そして「毛などによる汚れ」の 3 つの問題でお困りの先生が多いようです(パナソニック自社調べ)。
あまり知られていませんが、臭いは換気機器の正しい設計で、騒音は遮音性能が高い換気機器の設置によって対策することが可能です。空気清浄機の利用だけでなく、「空気の流れの設計」の考え方に基づいた空調・換気システムの最適な組み合わせによって問題を解決することができます。
そして、3つの問題を解決することで、動物病院を利用される患者さんや施設で働くスタッフ、近隣の方も快適に過ごすことができるようになります。
課題解決のポイントは気流の設計!
空気清浄機だけでなく、熱交換気ユニットや空調機などを適切に組み合わせて気流を設計することは、動物病院が抱えるさまざまな問題の解決につながります。ジアイーノ、熱交換気ユニット、換気機器の給気口(SA)と還気口(RA)を適切に配置することで、ワークゾーンとクライアントゾーンで空気の壁を作るように気流を設計します。下記の図と写真は、動物病院での気流の設計イメージと、導入機器です。
■ ジアイーノSA
■ ジアイーノRA
■ 熱交換気ユニットSA
■ 熱交換気ユニットRA
■ ハイフレッシュSOA
■ EA
■ 個別換気エリア(各室で給排気)
業務用空調
- 新ナノイーXで空間もエアコン内部も清潔に
- 人感・温度センサーで節電と快適さが向上
- 簡単に使える安心サポート「データナビ」
- 既設配線・配管の再利用で工費/工期を削減
- 高天井5m対応など快適気流を追求
熱交換気ユニット
- DCモータで低消費電力
- 捕集効率82%の不織布フィルター標準装備
- 外風侵入防止シャッター付
- 普通換気と熱交換気を自動切換
- 外部センサー等の信号による風量切換可能
天井埋込形ジアイーノ
- 次亜塩素酸で快適な空気環境づくりをサポート
- 少ない水量で効率よく加湿
- 加湿ユニット部のお手入れ不要
- HEPAフィルター内蔵
- 部屋の場所を取らずフロアもすっきり
「臭い」や「鳴き声による騒音」が気になる部屋には天井埋込形ジアイーノで「臭い」問題にアプローチし、遮音性の高い熱交換気ユニットを使用することで、鳴き声が建物外部へ漏れるのも抑えられ、「鳴き声による騒音」対策にもなります。
また、熱交換気ユニットは排出された熱を室内に戻し、室内の温度変化を抑えることができます。
天井埋込形ジアイーノと熱交換気ユニットにより、動物たちの快適な空間をつくるとともに、冷暖房のためにかかるランニングコスト低減にも繋がります。
Point音が外部に漏れにくい。熱交換気ユニットの遮音性能。
熱交換気ユニットは室内の音の流出を防ぎながら換気が可能。 建物外部への鳴き声の漏れを最小限に抑えます。
遮音効果30dB
遮音効果(残響空間音圧レベル差試験結果)FY-17ZH3の場合
中心周波数 | 125Hz | 500Hz | 2000Hz |
音源側平均音圧 dB |
85.5 | 86.9 | 90.2 |
受音側平均音圧 dB |
55.0 | 52.2 | 44.9 |
平均音圧レベル差 dB |
30.5 | 34.7 | 45.3 |
室内温度13.5℃、湿度42% 受音側243m3 音源側120m3
開口寸法2050×2050㎜・運転停止状態
Pointジアイーノの2つのタイプ
一般的な動物病院などでは、空調・換気システムとしてエアコンや換気扇のほかに、臭い対策のために床置形のジアイーノをご使用いただいている施設が増えてきました。
一般的な空気清浄機と同じく、ジアイーノにも床置形と天井埋込形の 2タイプがありますが、どちらにもそれぞれのメリットがあります。
床置形は移動や設置が容易です。そのため、ご家庭やホテルの部屋などでも使用されることが多くなっています。
一方で、天井埋込形は工事が必要にはなるものの室内の人やモノの位置に影響を受けにくく、室内のスペースを有効に使用することができます。また、動物の毛などが機器本体に入りにくく、動物との接触の心配もないために管理が容易です。
規模に応じた空調・換気システムの組み合わせで工夫を
天井埋込形ジアイーノのほかにも熱交換気ユニットや換気扇、ナノイーX搭載業務用空調機などを施設の規模や使用する部屋に応じて適切に組み合わせることで、室温を保ちながら十分な換気を行い、効率よく脱臭や空気清浄を行うことができるようになります。
例えば比較的規模の小さい施設の場合には、天井埋込形の製品を積極的に取り入れて室内のスペースを確保し、最適な換気を行う空調管理システムにすることが望まれます。一方で規模の大きい施設では、適切な気流の設計・ゾーニングに基づきダクトを分岐して複数の部屋で運転できる天井埋込形ジアイーノを選択しながら空調・換気システムを設置することが重要です。
動物病院の規模別|空調換気システム例
限られた空間でも最適な機種選定でスペースを確保しながらしっかりゾーニング。
検査室、入院室のニオイを待合室に漏らすことなく確実に排気して、
快適な空間をつくります。
◆換気
‐ クライアントゾーン
待合室へ給気を行い、診察室から排気を行う。
‐ ワークゾーン
検査処置室(診察室側)及び薬局から給気を行い、検査処置室(入院室側)から排気を行う。
◆クリーンデバイス
限られた空間でも天井埋込ジアイーノでクライアントゾーン、ワークゾーンそれぞれが十分なジアイーノ濃度となる様にレイアウト。
◆個別換気
空気の出入りが懸念されるX線室・手術室、隔離室、入院準備室、入院室(1・2)は熱交換気ユニットで各部屋、給排気を行う。
■ ジアイーノSA
■ ジアイーノRA
■ 熱交換気ユニットSA
■ 熱交換気ユニットRA
■ 個別換気エリア(各室で給排気)
具体的な導入機器はこちら
広い院内をゾーニングしながら気流を効果的にコントロール。複数の部屋を効果的に空調できる設計を行い、快適な空間を保ちます。
◆換気
‐ クライアントゾーン
待合室へ給気を行い、診察室から排気を行う。
‐ ワークゾーン
検査処置室を中心に給気を行い、デンタル処置室、薬局、手術準備室から排気を行う。
◆クリーンデバイス
クライアントゾーン、ワークゾーンを分け、各々のゾーンで十分なジアイーノ濃度となる様にレイアウト。
◆個別換気
空気の出入りが懸念される手術室、隔離室、入院室(犬・猫)は熱交換気ユニットで各部屋、個別に給排気を行う。
■ ジアイーノSA
■ ジアイーノRA
■ 熱交換気ユニットSA
■ 熱交換気ユニットRA
■ ハイフレッシュSOA
■ EA
■ 個別換気エリア(各室で給排気)
具体的な導入機器はこちら
エアコン使用時に換気を行うと、エアコンで温度調整された空気が外に出てしまい電気代が多くかかってしまいます。熱交換気ユニットを導入することで、室内の空気を新鮮な外気と入れ替えながらも、エアコンの空調負荷を下げることができるため、省エネにつながります。施設の大小にかかわらず、省エネ効果を得るため熱交換気ユニットの導入の検討も忘れないようにしましょう。(詳細はこちら)
実際にシステムを導入した動物病院の例は、こちらをご参照ください。
このように、施設の状況や予算に応じて天井埋込形ジアイーノや熱交換気ユニット、天井埋込形換気扇、ナノイー X 搭載形エアコンなどを組み合わせることで、「臭い」「騒音」の課題解決に繋がります。そこへさらに「毛などによる汚れ」の対策として、ロボット掃除機の導入をおすすめします。
Point天井埋込形+ロボット掃除機の組み合わせで、汚れ対策も効果的に
診察室や待合室は飼い主の方が最も関わるスペースなので特にきれいに保ちたい場所ですが、スペースが広いので「臭い」や「毛などによる汚れ」が気になるもの。天井埋込形ジアイーノにすれば、広いスペースの空気清浄が行えるので「臭い」問題にアプローチできるとともに、天井に設置されているので床面の掃除が行いやすくなり、「毛などによる汚れ」対策も行いやすくなります。
最近ではスタッフの手間が削減できることから、お掃除ロボットを導入している病院も増えています。お掃除ロボットを使用する場合には、床にできるだけ物を置かないようにするなど設計に工夫が必要になるため、導入の際には動物病院に精通しているパナソニックなどの設計のプロに依頼することをお勧めします。
業務用小型ロボット掃除機RULO Bizに関する詳細はこちら。
最適な空調システムの組み合わせを設計のプロと相談し、施設関係者の方はもちろん、飼い主の方や動物たちにとっても快適な空間づくりを目指しましょう。
空調・換気機器 設置図面
空調・換気機器 設置図面
納入機器
熱交換気ユニット
天井埋込形ジアイーノ
ナノイーX搭載業務用空調機
機器名称 | 型式 | 仕様 | 今回導入台数 |
熱交換気ユニット |
FY-M01KZD10 |
天井埋込形マイコンタイプ |
2台 |
天井埋込形ジアイーノ |
FY-350JCD1 |
天井埋込形 |
2台 |
ナノイーX搭載業務用空調機 |
CS-P160U7 |
空冷式4方向天井カセット形 |
3台 |
ナノイーX搭載業務用空調機 |
CU-P160H7 |
空冷式高効率タイプ |
3台 |
薄型給排気ボックス |
FY-BGS10 |
消音タイプ |
8台 |
換気ボックス(排気用) |
FY-BGH271 |
埋込寸法:270mm角 |
4台 |
次亜塩素酸対応 給気グリル |
FY-BJSU06 |
埋込寸法:270mm角 |
7台 |