8月 20, 2024
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換気の回数は1日に何回必要?計算方法についても紹介

換気は、室内の空気を新鮮な状態に保ち、健康的な生活を送るためにも欠かせません。特に近年の建物は気密性が高いため、換気の必要性が改めて注目されています。

正しい換気は、空気質の改善やシックハウス症候群の予防に繋がります。熱交換換気システムを導入することで省エネ効果も期待できるでしょう。

この記事では、換気の重要性と、換気回数の求め方、適切な換気方法などについて解説していきます。

 

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何回換気をすればよい?

必要な換気の回数は、建築基準法や厚生労働省によって定められています。ただし、この回数はあくまでも目安なので、実際に必要な換気の回数は環境によって異なります。

ここでは、換気回数についての基礎知識や、換気回数の求め方について見ていきましょう。

そもそも換気回数とは

換気回数とは、1時間あたりに室内の空気すべてが外気と入れ替わる回数のことで、供給される外気量を気積※1で割ったものです。
※1 室容積のうち、家具類、機器類などの容積を除いた実容積。

建築基準法では、シックハウス症候群の対策として2003年に「24時間換気」が出来る設備の設置が義務づけられました。

日本の住宅は、時代とともに、化学物質を含むものを使うようになるなど変化が起こり、また、暑さや寒さ対策のため高気密化していきました。その中で、換気が十分でないことが原因で、ホルムアルデヒド等の化学物質により住居内の空気が汚染され、めまいやのどの痛み、湿疹などのシックハウス症候群という体調不良が懸念されるようになり、「24時間換気」ができる設備を設置するようになりました。

0.5回/時間以上、つまり1時間で室内の半分の空気が入れ替わる必要があるとしています。一方、厚生労働省が推奨する「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気回数は2回/時間以上です。また、換気回数は換気設備を設計するときの性能指標としても用いられています。

必要換気量の求め方

換気の回数は部屋の用途や広さ、利用状況によって異なります。適切な換気を行うためには、必要な換気量の計算が重要です。ここでは、ベースとなる換気回数と必要換気量の考え方について紹介したうえで、具体的な計算方法についても見ていきましょう。

ベースとなる換気回数と必要換気量の考え方

換気回数や必要換気量の基本的な考え方は、建築基準法や厚生労働省によって下記のように定められています。ただし、それぞれ目安として定めている数値が異なるため、どのように違うのかも併せて確認しておくと安心です。

 

参照:第二十条の八(イ)(1)|建築基準法

項目

建築基準法

厚生労働省

換気回数

毎時0.5回以上

毎時2回以上

必要換気量

毎時20㎥

毎時30㎥


また、換気回数を求める場合も、建築基準法と厚生労働省を基準にするのかによって、計算で求められる必要換気量(≒換気回数)が異なります。

具体的な計算方法

換気回数の主な計算方法は以下のとおりです。

 

算出方法

計算式

1人あたりの占有面積から計算する

「20(㎥/h・人)」×「部屋の床面積(㎡)」÷「1人あたりの占有面積(㎡)」

部屋の必要換気回数から計算する

「1時間あたりの必要換気回数(回/h)」×「部屋の容積(㎥)」

床面積から計算する

「居室の床面積あたりの換気量(㎥/㎡・h)」×「居室の床面積(㎡)」


それぞれの計算式で使用される数値は、建築基準法や建築設備設計基準をもとに設定されているため、計算を行う際は実際の部屋の広さを当てはめて求めます。例えば、1人あたりの占有面積は利用する部屋の用途や業態などで基準が決められており、事務所の1人あたりの占有面積は5㎡です。

より具体的な計算方法を知りたい方はこちらのページもチェックしてみてください。

 

熱ロスが少ない「省エネ・快適」換気には熱交換器システムがおすすめ

換気回数_02

全熱交換器は、排気の際に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻します。これにより、換気による熱ロスが少ないため、室内の快適温度が損なわれにくいので、冷暖房費を節約することができます。
パナソニックの熱交換気は天井埋込形や天井カセット形のほか、後付け可能な床置き型もあるため、環境に合わせた導入が可能です。

換気計算や熱交換器含めた機器選定の無料相談も行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。過去の豊富な実績をもとに最適なご提案をいたします。


 

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まとめ

適切な換気を行うことは、健康的な生活を送るために非常に重要です。特に、近年は建物の気密性の高まりに伴い、換気の大切さが見直されています。

適切な換気の回数は建築基準法や厚生労働省によって定められていますが、あくまでも目安となるため、実際には回数の計算が必要です。しかし、正確な計算には専門的な知識が必要になるため、プロに任せるのもひとつの選択肢といえるでしょう。

パナソニックでは換気回数を適切に設計するだけでなく、換気計算や全熱交換器含めた機器選定を支援いたします。相談は無料で受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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