2月 8, 2024
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【2026年最新】業務用エアコンに使える補助金制度|活用時の注意点も解説

「オフィスを新設するので、業務用エアコンの設置を検討している」、「店舗のエアコンの調子が良くないので、買い替えたい」、こういったお悩みはありませんか?

オフィスや店舗には空調設備が必要不可欠です。とはいえ高額な設備ですので、新規導入や交換に際しては慎重になる方も多いものです。

この記事は、業務用エアコンの設置や交換で使える補助金制度についてまとめました。申請のタイミングや期限を誤ると補助金制度を受けられなくなることもあるため、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

※本記事の情報は、2026年3月時点の内容になります。制度内容等が変更になっている可能性があるため、最新の情報をご確認ください。

 

 

 


 ▼ 目次

  1. 業務用エアコンの設置で使える補助金制度
    1. 業務用建築物の脱炭素改修加速化事業
    2. 建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業
    3. 省エネ・非化石転換補助金
    4. 脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)
    5. カーボンニュートラル社会構築に向けたESGリース促進事業
    6. 自治体独自の補助金制度
    7. 地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共避難施設・防災拠点への自立・分散型エネルギー設備等 導入推進事業(地域レジリエンス事業)
    8. 地域脱炭素推進交付金
  2. 補助金制度を活用する際の注意点
    1. 【注意点①】申請のタイミング
    2. 【注意点②】申請の期限
  3. 業務用エアコンの設置には補助金を活用しよう

業務用エアコンの設置で使える補助金制度

補助金の交付実施機関は主に、国や地方自治体です。省エネや環境対策を目的としており、それに有効なエアコンや空調設備の設置を条件とする場合がほとんどです。

こちらの記事では、多くの補助金制度の中から下表の制度を取り上げ、一つずつ解説しています。

実施機関

補助金制度一覧

補助率・補助額

業務用建築物の脱炭素改修加速化事業

1/2~1/3相当等

建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業

新築建築物:1/2~1/4

既存建築物:1/2~1/4

省エネルギー設備への更新を促進するための補助金

中小企業:1/2~1/3以内

大企業:1/3以内

※いずれも上限1億円

脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)

1/3(上限1億円または5億円)

脱炭素社会の構築に向けたESGリース促進事業

リース料総額の6%以下

地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業

1/3~1/2

地域脱炭素推進交付金

原則2/3

自治体①(※)

東京都新宿区

省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度

50%(上限50万円)

自治体②(※)

東京都羽村市

中小企業経営基盤強化助成金

2/3(上限:法人10万円、個人5万円)

※自治体ごとに異なるため、2つの地域を参考として紹介

 

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業務用建築物の脱炭素改修加速化事業

こちらの制度は、CO2削減のポテンシャルが大きい既存建築物を、効率的に省エネ化するための支援策です。

本制度は、エアコンのみの設置が補助の対象となるわけではなく、断熱材や断熱窓、高効率照明等による外皮の高断熱化を同時に行う必要があります。改修後の省エネ性能が一定の要件を満たすことが条件です。

業務用エアコン 補助金_3

引用:業務用建築物の脱炭素改修加速化事業(経済産業省・国土交通省連携事業)

 

補助率・補助額

1/2~1/3相当等

※改修内容に応じて決定

対象事業者

地方公共団体、民間事業者・団体等

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

申請期限

記載なし

補助条件

記載なし

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335886.pdf

 

建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業

この制度は、建築物の省エネルギー化を推進することで2050年カーボンニュートラルの実現を目指すものです。建物の年間一次エネルギー収支をゼロに近づけることを目的としています。

ZEB基準を満たすことで補助を受けられますが、ZEB基準は一次エネルギー削減率に応じて「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Oriented」「ZEB Oriented」に分類されており、それぞれ補助率が異なります

■ZEB基準の分類について

業務用エアコン 補助金_4

引用:ZEBの定義 | 環境省「ZEB PORTAL - ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ゼブ)ポータル」

新築の場合、再生可能エネルギー設備の導入が必須であるため、エアコン単独での利用は対象外です。(ZEB・Nearly ZEB・ZEB Oriented基準を満たす必要があります)

補助率・補助額

新築建築物:1/2~1/4

既存建築物:1/2~1/4

※延べ面積とZEB基準の区分ごとに決定

対象事業者

地方公共団体、民間事業者・団体等

※一部対象外

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

申請期限

記載なし

補助条件

  • ZEB基準を満たすこと
  • 求められるデータの収集・分析・評価の管理体制を整備すること
  • 需要側設備等と通信・制御可能な機器を導入すること など

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335888.pdf

 

省エネ・非化石転換補助金

省エネルギー設備への更新を支援する制度であり、対象は中小企業に加えて大企業も含まれます。エネルギー効率の高い機器の導入を促進することで、企業のコスト削減と環境負荷軽減を同時に実現します

 

補助率・補助額

中小企業:1/2~1/3以内

大企業:1/3以内

※いずれも上限1億円

対象事業者

記載なし

対象設備(エアコン)

記載なし

申請期限

記載なし

補助条件

記載なし

参照元:https://syouenehojyokin.sii.or.jp/

 

脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)

業務用エアコン 補助金_5

画像引用元:SHIFT事業

SHIFT事業は、工場や事業場における脱炭素化の取り組みを支援する制度です。

ただし、空調システムの交換のような単純な改修は補助対象外です。工場や事業場全体のCO2削減を目的とした包括的な取組みの一環である場合に限り、空調設備も補助の対象となります

補助率・補助額

1/3(上限1億円または5億円)

対象事業者

民間事業者・団体

対象設備(エアコン)

記載なし

申請期限

記載なし

補助条件

電化・燃料転換・熱回収等の設備導入により、以下いずれかを達成すること

  • 工場・事業場単位でCO2排出量を15%以上削減
  • 主要なシステム系統で30%以上削減

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335891.pdf

 

カーボンニュートラル社会構築に向けたESGリース促進事業

業務用エアコン 補助金_6

画像引用元:ESGリース促進事業

本制度は、エアコンをはじめとする機器のリースに利用可能で、リース料金の一部が補助されます

申請手続きはリース会社が行うため、事業者側での負担は軽減されます。ただし、リース会社が補助金申請に対応しているかを事前に確認することが必要です。

令和7年度も実施予定ですが、詳細は未発表です。現在、令和6年度事業が令和7年3月まで実施されているため、そちらについて紹介します。

補助率・補助額

リース料総額の6%以下

対象事業者

中小企業、個人事業主等

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

申請期限

交付申請書類:令和7年3月6日まで

実績報告書類:令和7年3月13日まで

※令和8年度詳細は未定

補助条件

  • 政府機関等でないこと
  • 環境省の定める基準を満たす機器をリースすること
  • リース期間中の途中解約が原則不可であることを理解して契約すること など

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335971.pdf

参照元:https://esg-lease.or.jp/

 

 

地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共避難施設・防災拠点への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業(地域レジリエンス事業)

業務用エアコン 補助金_2

画像引用元:地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業 | 総合環境政策

昨今の災害リスクの増大に対して、災害による停電時に「公共施設へエネルギー供給等が可能な再エネ設備を導入する事業」を支援する制度です。それとともに、地域の脱炭素化の実現を掲げています。

エアコンだけでなく、災害時に電力の供給が止まった際、発電や空調を継続する機器などが対象になります

補助率・補助額

1/3~1/2

※地域や内容に応じて決定

対象事業者

以下いずれかに該当する地方公共団体

  • 地域防災計画により、災害時の避難施設等に位置付けられた公共施設等
  • 業務継続計画により、災害等発生時の業務を維持するべき公共施設等

※地方公共団体と次の事業を共同申請する場合は民間事業者・団体等も申請可(PPA・リース・エネルギーサービス事業)

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

申請期限

記載なし

補助条件

記載なし

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335880.pdf

 

 

 

地域脱炭素推進交付金

地域脱炭素推進交付金

画像引用元:地域脱炭素推進交付金 - 脱炭素地域づくり支援サイト|環境省

本制度は、国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環として設けられたものです。

特定の地域(脱炭素先行地域)を対象に脱炭素化の取り組みを推進し、その成功事例をほかの地域へ波及させることを目的としています。エネルギー効率の高い空調システムを活用することで、地域全体の脱炭素化を進める狙いがあります

 

補助率・補助額

原則2/3

対象事業者

地方公共団体

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

申請期限

記載なし

補助条件

脱炭素先行地域に選ばれていること

参照元:https://www.env.go.jp/content/000335876.pdf

 

自治体独自の補助金制度

補助金制度は国だけでなく、自治体が独自で行っている場合があります。参考として「東京都」「埼玉県」の2つの地域における補助金制度を紹介します。

【東京都】ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業

東京都は、2050年ゼロエミッション東京の実現に向け、中小企業等の更なる省エネルギー化を推進するため、省エネ設備の導入と運用改善の実践を支援する事業を令和5年度から実施しています。業務用エアコンだけでなく、LED照明も対象となり、多様な省エネ対策を支援しています

補助率・補助額

主な助成要件 1(1)の場合
4分の3(助成上限額4,500万円)

主な助成要件 1(2)の場合
3分の2(助成上限額2,500万円)

主な助成要件 1(3)の場合
3分の2(助成上限額1,000万円)

対象事業者

1 中小企業等【注1】
2 上記と共同で事業を実施するリース事業者又はESCO事業者
【注1】中小企業、学校法人、公益財団法人、医療法人、社会福祉法人等

対象設備(エアコン)

高効率空調機器

  • 高効率空調設備、全熱交換器高効率冷凍冷蔵設備などの省エネ設備
運用改善の実践
  • 人感センサー等の導入、照明スイッチ細分化工事などの運用改善

申請期限

申請受付回数は年間6回

第1回の申請は、4月21日(火曜日)から5月8日(金曜日)まで

主な助成要件

中小企業等が都内で所有又は使用する中小規模事業所において、以下のいずれかを行うこと。

(1)事前に省エネ診断を受診又は自ら計画を作成し、年間CO2排出量を更新前と比較して28トンCO2以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行うこと。

(2)事前に省エネ診断を受診し、この提案に基づき、年間CO2排出量を更新前と比較して3トンCO2又は30%以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行うこと。

(3)助成対象事業者が自ら計画を作成し、年間CO2排出量を更新前と比較して3トンCO2又は30%以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行うこと
2 上記1を実施する事業所について、地球温暖化対策報告書を提出すること。

参照元:https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/03/2026032709

 

【埼玉県】CO₂排出削減設備導入補助金【緊急対策枠】(令和8年4月募集開始分)

本事業は、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用した事業です。
中小企業等におけるエネルギー使用量及びCO₂排出量の削減による体質改善を更に促すため、空調設備・ボイラー等の高効率タイプへの更新や蓄電池と組み合わせた太陽光発電設備などの導入に要する経費の一部を補助します。

 

補助率・補助額

(初回枠)補助対象経費の1/2、500万円

(リピーター枠)補助対象経費の1/2、500万円

対象事業者

羽村市内に事業所を有する中小企業者、個人事業者

対象設備(エアコン)

(1) 高効率設備への更新
 (例:空調設備、変圧器、コンプレッサー、ボイラー、冷凍・冷蔵設備など)
・15年以上使用していると認められる設備であること
 ・能力増強は原則対象外

申請期限

令和8年4月27日(月曜日)~予算額に達するまで

補助条件

  • 民間事業者(埼玉県内で1年以上事業活動を営んでいる法人及び個人事業主)ただし、会社にあっては、中小企業者(中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項の各号のいずれかに該当するもの)に限る。
  • 申請時点で稼働期間が1年以上(再生可能エネルギー利用設備を設置する場合は1か月以上)の県内に所在する事業所 など

参照元:https://www.pref.saitama.lg.jp/a0502/hojokin/r7co2hojo-kinkyutaisaku.html

補助金制度を活用する際の注意点

補助金制度を活用する上で、特に注意したいポイントは下記の2つです。

  • 申請のタイミング
  • 申請の期限

各補助金制度の申込件数は非常に多く、申請期間内でも募集を締め切ることが多々あります。そうならないためにも、こちらのポイントが重要になります。それぞれ詳しく解説します。

 

【注意点①】申請のタイミング

ほとんどの補助金制度では、エアコン「設置前」の申請が必要です。設置してからでは補助対象とならないため、必ず工事着工前に申請するよう注意しましょう

制度ごとに申請のタイミングが異なるため、事前に補助金制度の概要を確認しておくことをおすすめします。

 

【注意点②】申請の期限

補助金制度は、事業者ごとに申請期限や施工期限が決められています。支給の対象外とならないよう、余裕を持って申請手続きを進めましょう。

また、期限内であっても、予算に達し次第、受付を終了する補助金制度もあります。そのまま補助金制度が終了する場合もあれば、引き続き公募を行うこともあるため、最新情報を必ずご自身でチェックしましょう。

業務用エアコンの設置には補助金を活用しよう

 

今回は、業務用エアコンの導入・交換の際に使える補助金制度を紹介しました。

補助金制度は公募ごとに対象や条件が変わることもあるので、こまめにチェックする必要があります。繰り返しになりますが、補助金制度には多くの申し込みがあり、期間内であっても予算に達して終了することが多々あるため、余裕を持った申請を行いましょう。

また、パナソニックでは高効率エアコン、空調設備を多数取り扱っています。この機会にぜひご検討ください。

 

\補助金活用のアドバイスはこちら!/