COLUMN

動物病院向け お役立ちコラム

獣医師をはじめとした動物病院関係者の方向けに日々の業務にお役だていただける情報を発信していきます。

動物病院開業支援

動物病院開業までのコンプリートガイド

将来動物病院の開業を考えている獣医師の方々が、円滑に開業準備を進められるように、
開業までのスケジュールや各時期のToDoなどを参考にしてみてください。

PICK UP

動物病院開業時に抑えておくべき業界の全体像

いざ動物病院を開業しようと考えた際、「どこで開業しよう?」「どんな動物病院にしよう?」と構想が広がっていくことと思います。ですがその前に、大前提としてご自身が開業しようとしている動物病院業界とは、どのような状況にあるかを改めてきちんと把握してみましょう。 

最新コラム


院内環境の清浄化~MRSAなど病原体に有効な消毒薬とは?~

皮膚などに常在することで知られる細菌の一つ、ブドウ球菌属は哺乳類だけでなく、鳥類や爬虫類からも分離されます。ブドウ球菌は種レベルあるいは株レベルで宿主の種特異性を示します。 Staphylococcus...

無認可FIP治療薬にはどのくらい有効成分が含まれている?

1963年に猫伝染性腹膜炎(FIP)の報告がされて以降 、FIPは猫にとって致死のウイルス感染症でした。...

甘い脅威!チョコレート中毒への警鐘と獣医師の役割

先生方のご経験でも、イヌの中毒の中でも、チョコレート中毒は比較的発生頻度の多い物質かと思います 。...

ボタン電池誤飲の応急処置に!○○で粘膜保護の可能性

2015年に公益財団法人日本中毒情報センターが10年間に犬の中毒に関する動物病院からの相談事例1,623件を分析したところ、半数近くを家庭用品が占め、全ての家庭用品の中で電池は3%ほど含まれていたと報告されています。...

知っておくべき動物病院経営のマーケティング・マネジメント (開業1ヶ月前)

開業1か月前は、開業準備が佳境を迎え、細かい事務的な準備を残すのみとなった頃です。備品整理や契約手続きが増えてくる頃ですので、多忙を極めることかと思いますが、時間を作って開業前の今だからこそ、経営上必要な知識をインプットしておくと良いです。

院内オペレーション・運営体制と価格設定(開業2ヶ月前)

診療する上で効率化や飼い主様満足度の土台となる、病院のオペレーションや運営体制について解説していきます。

集患に大事な内覧会及び開業前準備(開業3ヶ月前)

開業日の約3か月前から内覧会の準備をしていきます。内覧会を実施しないという動物病院もありますが、病院周辺にお住まいの飼い主様への認知向上には効果的です。実際、開業後の来院に繋がることもあります。

新患を増やすためのホームページ制作・WEB広告 (開業4ヶ月前)

開業時には新規の飼い主様の集患が重要です。彼らを集患ができるかできないかが、動物病院の業績を大きく左右するといっても過言ではありません。

動物病院業界における採用活動(開業5ヶ月前)

獣医師・動物看護師の採用について、ご不安を抱いている方も多いと思います。しかし、新規開業であればオープニングスタッフは人気のある募集フレーズであり、非常に優位な状況なので、採用活動への心配は然程必要ありません。

動物病院での設計・施工の重要さ(開業7ヶ月前)

診療を行う重要な場所の設計・施工は、物件選定の次に重要といっても過言ではないでしょう。勤務時間のすべての時間をこの空間で過ごすことになりますので、導線・オペレーションのしやすさを考えた設計を目指しましょう。...

機器・機材の正しい選択(開業8ヶ月前)

開業においては機器・機材の調達と内装施工が最も高額になりますので、よく考えて選定していくことが必要です。

集患しやすい立地・物件選定(開業9ヶ月前)

動物病院のコンセプトが決まれば、コンセプトに合った飼い主様の層がいるエリア候補がいくつか絞られてきます。この際、「開業立地をどこにするのか?」が極めて重要です。...

今年の干支にちなんだ「鯉の中毒」について

本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年の辰年、実在しない動物が干支となっております。...

動物病院開業時に抑えておくべき業界の全体像

いざ動物病院を開業しようと考えた際、「どこで開業しよう?」「どんな動物病院にしよう?」と具体的に構想が広がっていくことと思います。...

食べない猫をどうにかしたい~猫の味覚について~

最近、著者の飼い猫もリンパ腫になってしまい、CHOPプロトコルで加療しています。以前にも増して食の好みが難しくなり、日々何とか食べさせようと苦心しています。...

注意したいNSAIDs含有湿布の中毒~ボルタレンテープ®︎を中心に~

筆者はWebやSNSにおいて、犬や猫の中毒情報について発信しています。他の獣医師の先生方と交流させていただく中で、NSAIDs関連の中毒でボルタレンテープ(湿布)の誤飲による消化管穿孔などが対応に苦慮する等のご意見をいただきました。...

今日の中毒診療から使える!活性炭(薬用炭)の真実

中毒診療の治療概念の除染(生体から有害物質を取り除く)には、催吐、洗浄、活性炭の投与、排泄の促進などがあります。活性炭の投与は消化管内で中毒物質を吸着させる目的で様々な中毒症例に用いられます。...

COVID-19(SARS-CoV-2ウイルス)が与えたペットならびに動物病院への影響

2019年に中国で発生したSARS-CoV-2によるCOVID-19感染症は全世界にパンデミックを起こしました。日本でも多くの方が感染し、亡くなられ、私たちの生活も大きく変化しました。...

COVID-19と動物への影響(野生動物編)

新型コロナウイルスは2019年の年末に発生した呼吸器感染を主徴とし、全世界にパンデミックを起こした感染症です。2022年4月の報告では、世界人口の約43.9%が少なくとも1回は感染していると報告されています。...

海外における猫への高病原性鳥インフルエンザの集団感染について

鳥インフルエンザは、野鳥から鶏などの家禽に感染し、大量死をもたらす感染症で養鶏業に損害を与えます。 日本では、海外から渡り鳥が飛来する10月頃を鳥インフルエンザ流行のシーズン開始としています。...

猫のピレスロイド系薬の中毒~飼い主に伝えるべき危険性と予防策~

前回は、マダニに対する駆虫薬をいくつか取り上げました。 今後は、SFTSやオズウイルスなど、まだ不明点も多い新興のダニ媒介性疾患にも注意が必要であることから、なるべく早くダニを駆虫することが重要と記載しました。

おさらいしておきたいマダニの生態update、選ぶべき駆虫薬の特徴とは?

マダニによって媒介される疾患(マダニ媒介性疾病、tick-borne disease、TBD)はペットだけでなく、人間も感染する多種多様な人獣共通感染症を含んでいます。

獣医療における聴診器の消毒の有効性

日常の院内感染対策として、手指衛生やドアノブや器具の消毒など、様々な対策を講じられている先生方も多いかと思います。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の防疫・消毒【獣医療で注意すべき感染症と防疫】

SFTSウイルスはマダニから動物に感染するだけでなく、SFTSに感染したネコやイヌなどのペットからヒトに感染する可能性のある人獣感染症です。

院内の空気環境が、動物病院経営のカギに。

動物病院での診察は、飼い主さんもペットも不安なもの。飼い主さんは獣医の診断や治療に対して不安を感じられるでしょうし、その費用はどれくらいかかるのかも気になることでしょう。...